新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種は可能?
2022年12月14日
新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種は可能?
答えは接種可能です。
患者さんより、新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの間隔をどのくらい空けたらよいか、お問い合わせいただきます。 令和4年7月22日の厚生労働省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会において、安全性と有効性が共に確認されておりますので、ご心配なく接種できます。 詳細につきましては、【図1】の接種後7日間に報告された全身副反応や【図2】接種後21日間に報告された有害事象ともに、同時接種とモデルナ単独接種された場合ではほぼ同じ結果になることが報告されております。また、接種後22日目のウイルスから感染を防ぐための検査につきましても、同時接種は7,634AU/mLに対し、モデルナ単独接種は7,904AU/mLと、検査値に低下が認められなかったとことから、同時接種とモデルナ単独接種では有効性だと判断されております。
次に新型コロナワクチンとインフルエンザワクチン以外の接種は、間隔に注意しなければなりません。必ず新型コロナワクチン接種前後の間隔を原則13日以上空ける必要がありますので、ご留意いただきたいです。
【図3】新型コロナワクチンと他ワクチンの接種間隔
出典:厚生労働省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 第24回資料(令和3年9月17日)
最後に、令和4年の秋から冬にかけて、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行の可能性が高いと言われています。予防するためには、双方のワクチンをなるべく早く接種することが重要となりますので、未然に感染予防に備えましょう。
リンク集
- 厚生労働省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/uploads/6_18.pdf
- 坂出市けんこう課 https://www.city.sakaide.lg.jp/soshiki/kenkou