マイナ保険証について ~知っておきたい基礎知識~
2025年01月20日
令和6年12月2日より健康保険証の制度が変わりました
マイナ保険証とは、マイナンバーカードを健康保険証として利用登録したものです。近年、医療のデジタル化が進む中で、より安全で効率的な医療サービスの提供が求められています。令和6年12月2日より健康保険証のデジタル化という大きな変革期を迎えることとなりました。
患者さんの中には、「急に変更されても対応できるだろうか」「今までより手続きが複雑になるのでは」といった不安をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。そこで、少しでも安心して新制度に移行できるよう『マイナ保険証』についてご説明させていただきます。
健康保険証の制度変更のスケジュール
健康保険証からマイナ保険証への移行は段階的に行われます。現在お使いの健康保険証は、令和7年12月1日までは継続してご利用いただけます。
【令和6年12月2日より】従来の健康保険証の新規発行が停止され、マイナ保険証をお持ちでない方は『資格確認書』に変更となります。
【令和7年12月1日まで】従来の健康保険証はそのままご利用いただけます
【令和7年12月2日以降】原則としてマイナ保険証での受診となります
マイナ保険証のメリット
マイナ保険証の導入により、医療サービスの質が向上し、患者さまの利便性も大きく改善されます。具体的には以下のようなメリットがあります。
より安心・安全な医療の提供が可能になります
医師があなたの服薬情報や特定健診の結果を確認できるようになり、より適切な医療を提供することが可能になります。これにより、重複する検査や投薬を防ぎ、医療の安全性が向上します。(※当院でもシステム導入予定)
● お薬の情報を医師・薬剤師と共有
● 過去の健診結果の確認が可能
● 重複投薬や危険な薬の組み合わせを防止
病院窓口での手続きがスムーズになります
これまで必要だった各種手続きが簡単になり、窓口での待ち時間短縮も期待できます。
● 限度額適用認定証の手続きが不要に
● 医療費の確認がオンラインで可能に
● 高齢受給者証の提示が不要に
当院におけるマイナ保険証での受診方法
マイナ保険証(マイナンバーカード)を受付のカードリーダーにかざすだけで受診できます
❶ 受付でマイナンバーカードをカードリーダーに置きます
❷ 顔認証または暗証番号(4桁)で本人確認を行います
❸ 情報提供の同意確認をしていただきます
❹ 通常の診療を受けていただきます
マイナ保険証をお持ちでない方
マイナ保険証(マイナンバーカード)の取得が困難な特別な事情がある方については、保険者(協会けんぽなど)から交付される「資格確認書」による受診が可能です。資格確認書の有効期限は最長5年ですが、できるだけ早期にマイナ保険証への移行をご検討くださいますようお願いいたします。
皆さまが安心して受診できる取り組みについて
マイナ保険証による健康保険証のデジタル化に関して分からないことや不安なことがございましたら、どうぞお気軽に医療スタッフにご相談ください。皆さまが安心して受診できる環境づくりに、今後も努めてまいります。
出典:政府広報オンライン(https://www.gov-online.go.jp/article/202407/entry-6238.html)
※本情報は令和6年11月時点のものです。今後、詳細が変更される可能性があります。