画像AI診断
AI技術を活用した画像診断胸部X線画像
AI技術を活用した画像診断
AI技術の進歩によって、画像解析技術が大きく進化していく中で、これらの技術の臨床現場での活用が進んでいます。
より多くの医療機関で活用できるよう、予算や利用環境に応じた提供方法や新機能を簡単に利用できる環境に期待が寄せられています。
胸部X線画像における包括的な読影支援を提供するAI画像診断支援技術【EIRL Chest Screening】は、胸部X線画像から肺結節・浸潤影・無気肺・間質性陰影候補を検出する機能に加えて、胸腔内の空気含有面積・肋骨横隔膜角・心胸郭比・縦隔幅・大動脈弓経を自動計測する2つのソフトウェアを統合した新たな製品です。
当院ではAI技術を搭載した画像解析を導入しました
例えば、胸部レントゲンは外来診療、健康診断、企業健診など多くの場面で登場する重要な検査です。
肺癌の有無に関しては細心の注意を払って、見落としがないように意識していますが、人間の目だけでは限界があることも事実です。そこで、より多くの方々に、精度の高い検査をお届けできるようになります。
撮影した胸部単純X線画像を自動解析。結節・腫瘤影、浸潤影、気胸が疑われる領域を検出しマーキング。
その領域を医師が再確認することで、見落とし防止を支援します。
肺がんや肺炎、気胸は、発見が遅れると重篤化する可能性があることから、早期発見が重要です。
■胸病変の検出能力が大幅に向上します。

当院での心拡大(CTR55%)及び肺腫瘍疑いの一例
AI診断支援は胸部レントゲンだけでなく、現在CT・内視鏡検査分野においても発達しており、今後ますます期待ができる領域になります。下の画像は、AI診断支援の実例です。左から順に、通常の胸部レントゲン画像、AIが心拡大を検出した画像(心胸郭比55%)、そして右肺の腫瘍疑いを示した画像となっています。このようなAI支援技術により、従来見落とされていた微細な変化も検出でき、早期発見・早期治療につながる精密検査や適切な治療方針の決定が可能になります。
