内視鏡診断・治療
当院の内視鏡検査の特徴について
当院の内視鏡検査
次世代の内視鏡システム「EVIS X1」を導入
診断治療の質・検査効率向上を目指した機能を搭載し、
早期診断・低侵襲治療に貢献
最新の内視鏡設備も用いて、皆様の早期発見のお手伝いをして参ります。
当院では、苦痛・痛みの少ない内視鏡検査を提供します
苦手意識を持たず安心して、検査を受けていただきたいと考えています
眠っている様な状態で内視鏡を受ける事が可能です。ストレスなく内視鏡検査をうけていただくために行います。
検査台に横になって頂いてから、注射で投与すると効果はすぐに現れます。(鎮静効果には個人差があります)
内視鏡検査後はしばらくリカバリーソファで休んで頂くことになります。効果の持続時間は薬剤の種類によって様々です。
以前に内視鏡検査(胃カメラ)を受けて、苦しい思いをされた方には鎮静剤を使用することをお勧めします。
※鎮静剤を使用した検査後は、当日の運転は控えていただきます。鎮静剤使用をご希望の方は、そちらをご考慮ください。
※健診においても、ご希望に応じて鎮静剤を使用することが可能です。
最新の極細径内視鏡を使用
先端外径5.4㎜の極細径上部消化管汎用ビデオスコープ「GIF-1200N」を導入
近年、内視鏡検査における挿入時の苦痛軽減のため、鼻からの挿入も可能な細径内視鏡の需要が高まっています。
先端外径5.4㎜の細さを維持しつつ、明るくノイズの少ない高画質化を実現し、診断に寄与します。
挿入部も従来製品と比べ、柔らかく、挿入の際の苦痛軽減及び、スムーズに操作が可能となります。
NBI併用拡大内視鏡の使用
Narrow Band Imaging:NBI(狭帯域光)
NBIとは、赤の光をなくし、狭帯域化した2つの波長(青色光:390~445nm/緑色光:530~550nm)の光で照らして観察するため、
粘膜表層の毛細血管と粘膜微細模様が強調して表示されます。
がんは自らを大きくするため血管を増やして栄養分を取り込もうとする特性があり、
がんを拡大すると毛細血管が増え、粘膜表面が込み入った模様に変わるためがんの様子をより詳しく画像表示する事ができ、早期発見や質的診断に利用されます。
拡大内視鏡とは、顕微鏡が内視鏡に搭載されているようなもので、赤血球の流れまで観察できます。
当院では最新のGIF-XZ1200を導入し、最大拡大倍率125倍の光学ズームを搭載し、対象病変をこれまで以上に高倍率で拡大観察を行い、微細な血管、腺管の構造を写す事ができます。
NBI併用拡大内視鏡を使用する事により、小さながんを早期発見し、内視鏡的に根治する事が可能です。
女性内視鏡外来を開設致しました
当院では、女性患者さんがストレス、羞恥心を感じることなく、安心・リラックスして大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けて頂けるよう、検査は全て女性のスタッフ(医師・看護師・内視鏡技師)が対応いたします。
消化管癌内視鏡治療の経験豊富な医師による検査(診断)・治療
当院では検査(診断)から内視鏡治療までを行います。
香川県内有数の内視鏡治療施設である香川大学医学部附属病院にて10年以上に渡り、高度内視鏡治療に従事してきました。
消化管癌への内視鏡治療において、症例件数1000件以上の実績があります。
当院では大腸腫瘍における粘膜下層剥離術の認定施設であり、ご安心して検査を受けて頂けます。
肛門にかかる巨大直腸がん
大腸ポリープ発見時には検査と同日の内視鏡的ポリープ切除も可能
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けてポリープが見つかった場合、別の日を改めて予約して内視鏡切除をするのは時間的・身体的負担がかかります。
当院では検査したその日にポリープ切除の日帰り内視鏡治療を行っています。
胃カメラと大腸カメラの同日検査も可能
胃と大腸の内視鏡検査を同日に行うことができるので、お仕事などでお忙しい方に時間的なご負担をかけません。
個人に合わせて検査前の処置(下剤内服)を提案します
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)前に飲む下剤の量は2リットルと多く、下剤を飲む患者さんにとっては苦痛で、非常に大きな負担になっています。
下痢傾向の方は下剤を半分量にするなど、患者さんお一人おひとりに合わせて負担にならないよう、必要最小限の下剤の量を設定いたします。
お腹の張りを素早く解消する炭酸ガス送気システムを導入
これまで内視鏡検査では、胃や大腸を空気で膨らまして粘膜をすみずみまで観察していました。
しかし、空気はいつまでもお腹の中に残ってしまい、張って苦しい状態が続きます。
当院では空気より体内に吸収されるスピードが早い炭酸ガスを使うことで、お腹の張りを軽減しています。
さらに、大腸挿入の際は、無送気法を行い、極力挿入時の炭酸ガス使用量も減らすようにしています。
土曜日も検査が可能
平日お仕事にてお忙しい方でも、検診を含め検査を受けて頂ける様、当院では土曜日も内視鏡検査を行っております。(完全予約制)
症状があり、緊急性があると判断した場合、当日内視鏡検査も可能です。
※土曜日は13時まで
胃内視鏡検査(胃カメラ)について
口や鼻から内視鏡を挿入して食道・胃・十二指腸などを調べる検査です。
胃内視鏡検査(胃カメラ)にて小さな初期の胃がんを発見した場合、内視鏡治療で根治が可能となりました。
胃がんが進行してしまいますと、外科手術、化学療法など、お身体に大きな負担がかかります。
早期発見が重要であり、5年生存率でみるとステージ1では96.4%ですが、ステージ4になりますと、6.7%になります。
そこで当院では検診を含めた内視鏡での早期発見に力をいれております。
また、胃がんの大部分は、ピロリ菌感染による胃炎のある胃にできると言われております。さらにピロリ菌は、胃がんのみならず、胃・十二指腸潰瘍、MALTリンパ腫の原因でもあります。
胃のピロリ菌検査について
ピロリ菌とは、主に上下水道が整備されていない時代に飲み水などから感染し、口移しで食べ物を与えるなど母子感染や家族感染で広がったとみられています。
そのため、高齢世代に保菌者が多くなっています。ピロリ菌に感染しているかどうかを調べるためには、胃内視鏡検査(胃カメラ)で胃の組織を採取することで簡単に調べることができます。
ピロリ菌除菌治療は、飲み薬によって行います。健康保険適用内の治療には「一次治療」と「二次治療」があります。一次治療で除菌できなかった方が、二次治療を受けることになります
その為、当院では積極的にピロリ菌の有無精査を行っております。
消化器症状がない場合でも、30代より1回目の胃内視鏡検査(胃カメラ)を受け、ピロリ菌感染の有無精査が必要です。
胃がんリスク検診(ABC検診)
胃粘膜の萎縮の程度(血清ペプシノゲン値)とピロリ菌感染の有無(血清ピロリIgG抗体)を測定して、将来の胃がんリスクを予測する検診です。
胃内視鏡検査(胃カメラ)の必要がなく、数mlの採血で行うことができます。検査には特に食事や運動の制限はありません。
「胃内視鏡もバリウム検査も怖くて、やりたくない!」という方は、まずABC検診を受けて、胃内視鏡検査(胃カメラ)での精密検査を受ける必要があるかどうかを判断するのも、ひとつの方法です。
あくまでも胃がんのなりやすさ、リスク程度を調べる検査であり、胃がんの有無を診断する検査ではありません。
2つの血液検査
胃がんリスクを、ABCDに分類
ヘリコバクター・ピロリ抗体検査 | |||
---|---|---|---|
陰性 | 陽性 | ||
ペプシノゲン検査 | 陰性 | Aタイプ | Bタイプ |
陽性 | Dタイプ | Cタイプ |
Aタイプ
正常な胃です。
胃がんにかかりにくい状態です。
Bタイプ
胃がん発生リスクがやや高いです。
正常な胃にピロリ菌が感染している状態です。
胃内視鏡検査(胃カメラ)をおすすめします。
Cタイプ
胃がん発生リスクが高いです。
胃が少し萎縮している状態です。
胃内視鏡検査(胃カメラ)をおすすめします。
Dタイプ
胃がん発生リスクがかなり高いです。
胃粘膜の萎縮が進み、ピロリ菌が胃に棲息できなくなっている状態です。
胃内視鏡検査(胃カメラ)をおすすめします。
早期胃がん内視鏡治療
条件を満たす早期の胃がんであれば、現在では内視鏡治療(内視鏡的胃粘膜下層剥離術:ESD)を選択することになります。お腹に全く傷をつけず、小さな負担で治療が可能です。胃の内側から電気メスでがんを切除します。
1週間程度で退院ができ、身体への負担もほとんどありません。
早期胃がん内視鏡治療(ESD)のイメージ
マーキング
内視鏡を胃の中に入れ、病変の周辺に切り取る範囲の目印を付けていきます。
局注
粘膜下層に薬剤を注入して浮かせた状態にします。
切開
マーキングを取り囲む様にナイフで病変部の周囲の粘膜を切っていきます。
粘膜下層のはく離
専用ナイフで病変を少しずつ慎重にはぎ取っていきます。
切除完了
ナイフを使って最後まではく離するか、最後にスネアを使って切り取ることで病変部の切除が完了します。
止血
切り取ったあとの胃の表面に止血処置を施して終了です。切り取った病変部は病理検査に出すため回収してきます。
以下の方は検査を受けてください。
- 胸やけ・げっぷ・胃もたれ・胃痛などの症状が長期間続いている
- 喉の違和感、食べ物のつかえ感が長期間続く
- 胸の痛み、酸味や苦みのあるものが込み上げる
- 貧血の方
- 食欲不振や急な体重減少がある
- 黒い便が出た
- 検診や人間ドックのバリウム検査で異常を指摘された
- ご家族さまや親戚にピロリ菌の感染者がいる
- ご家族さまや親戚に胃がんになった方がいる
- 食事の塩分量が多い
- よく喫煙や飲酒をする
- 40歳以上で検査を受けたことがない
胃内視鏡検査(胃カメラ)の流れ
Step1 検査予約
症状のある方は事前に消化器内科外来を受診いただいております。
(緊急の場合はこの限りではありません)
事前診察の際は、担当看護師が胃内視鏡検査(胃カメラ)のご説明を行います。
当日、直接ご来院いただき問診を行った上で検査を予約することができます。
胃内視鏡検査(胃カメラ)については、お電話で検査予約も可能です。
電話番号: 0877-48-3366
Step2 検査前日
夕食は21時までに済ませるようにしてください。
21時以降もお水やお茶は摂取してもかまいません。
夕食後や眠前のお薬がある場合は、いつも通り内服してください。
Step3 検査当日
-
朝食は食べないでください。
また朝のお薬がある患者さんは早めに内服(午前6時)をしてください。
糖尿病のお薬は注意が必要です。朝の内服とインスリンは中止しましょう。血糖値が下がりすぎてしまいます。 -
検査2時間前までは、お茶や水は摂取してかまいません。
-
着替えやすく多少汚れても構わない服装で来院してください。
内視鏡検査では色素を食道や胃に散布することがありますし、唾液や胃液で衣服が汚れることがあります。 -
検査室に移動したら胃の中の泡を取り除く薬を飲んでください。
-
経口内視鏡の場合は、のどに麻酔のスプレー(キシロカインスプレー)をします。
-
経鼻内視鏡の場合は、鼻の奥に痛みを抑えるスプレーを噴霧します。麻酔ゼリーをチューブで鼻の中へ注入します。
-
過去に痛み止めを使用した処置の際に、気分が悪くなったなどの経験がある方はお申し出ください。
検査は、およそ5分程度で終了します。
経鼻内視鏡の利点
1.苦しくないことが多い(口からの内視鏡に比べて)
「オエっ」としてしまう、嘔吐反射はスコープが舌の付け根を圧迫することによって起こりやすくなります。
スコープが口ではなく、鼻から入るわけですから舌の付け根より上で曲がる訳です。
経口内視鏡の場合
経鼻内視鏡の場合
スコープが細いこと、挿入時に舌の付け根を刺激しにくいことの2点で苦痛の少ない内視鏡検査を目指すのが経鼻内視鏡検査となります。
2.鎮静剤を使用しない
検査自体が楽ですので、鎮静剤を使用しません。車での通院が可能です。
ただし、ご希望の方には鎮静剤の使用も可能です。鎮静剤を使用した場合は、お車の運転はできませんので、相応の準備をお願いします。
Step4 検査終了後
鎮静剤を使用した場合、検査終了後にリカバリーベッドで30分~1時間ほど休んでいただきます。
鎮静剤を使用しない方は、検査終了後すぐに結果説明が可能です。
Step5 結果説明
診察室で、画像を見ながら検査結果を説明します。
検査時に組織検査をされた場合、結果は約1週間後となるため、再度来院していただく必要があります。
その後、身支度を整えてご帰宅となります。
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)について
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)とは
近年、食生活の欧米化により、2019年度の大腸癌の死亡数統計(国立がんセンターがん統計)では、男性で3位、女性で1位、罹患数 統計は、男女総数1位であり、死亡率の年次推移も右上がりに上昇しており、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の重要性は増加しております。
大腸癌検診のスクリーニング検査として、便潜血検査がありますが、大腸ポリープに対する感度は大腸内視鏡検査 (75-85%)である一方、便潜血の感度は 55%であり、癌やポリープがあっても、陽性にならない事があります。症状がない段階で大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けて頂き、小さなポリープの段階で治療を受けて頂きますと大腸癌を早期に予防する事ができます。
当院最大の特徴は女性内視鏡外来を設け、ストレスや羞恥心を感じることなく、安心・リラックスして大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けて頂けるよう、検査は全て女性のスタッフ(医師・看護師・内視鏡技師)が対応いたします。
下記の方は検査を受けてください
明らかな症状がある場合はもちろん検査が必要ですが、ご家族さまや親戚に大腸がんの患者さんがいる場合には、40歳を過ぎたら1回は検査を受けるようにしてください。
またポリープを既に発見されている場合、ポリープが出来やすい体質だと言えますので、最低でも2年に1回は内視鏡検査を受ける必要があります。
ポリープができたらすぐに内視鏡で切除することで、大腸がんになる事を未然に防ぎ、健康を守ることができます。
- 便秘や下痢が続いている
- 便が細くなった
- 血便が出た
- ご家族さまや親戚に大腸がんの方がいる
- 肉や脂っこい食事を好む
- よく喫煙や飲酒をする
- 40歳以上で検査を受けたことがない
- お腹が張る、よくガスが出る
- 急に体重が減った
日帰りポリープ切除
大腸がんの殆どは、大腸ポリープから発生します。大腸ポリープは大きくなるに従い、表面の一部からがんが発生してきます。
気付かずにいると徐々に大きくなり、進行がんになってしまいます。切除不可能になる前に大腸ポリープ(良性)のうちに切除する必要があります。
近年、食生活の欧米化により大腸がんは増えてきています。
厚生省班会議の多施設共同研究で、ポリープを切除した群では、5年後の大腸がん罹患率は0.7%、10年後で2.2%であったのに対し、ポリープを切除していない群では、5年後の大腸がん罹患率は1.0%、10年後では5.2%でした。つまり、ポリープを切除すると大腸がんになる確率は有意に低くなり、ポリープを内視鏡的に切除することにより、大腸がんが減ることが証明されています。
内視鏡的粘膜切除術-EMR
平坦なポリープや早期大腸がんを安全、確実に切除するための方法です。ポリープも大腸がんも粘膜層と呼ばれる腸の表面から発生し、成長します。粘膜層のすぐ下の層(粘膜下層)に生理的食塩水を注入して粘膜層を持ち上げることによって、ポリープを切除しても、筋肉より深い層(腸に穴があいてしまう層)に通電することを防ぐことができます。
術後出血のリスクがあります。切除の当日から7-10日間は飲酒や、心臓がドキドキするような激しい運動、長時間の入浴などは控えて下さい。
排便時にトイレットペーパーに血が付着した程度であれば問題ありませんが、便器が真っ赤になるような出血があった際には、当院へご連絡下さい
内視鏡的粘膜下層剥離術-ESD
当院では大腸腫瘍におけるESDの認定施設です。
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の流れ
Step1 検査までに
腹部の症状がある方などは、大腸カメラ検査を安全に受けられる状態なのかまずは医師が診断します。そのため事前に消化器内科外来の受診をお願いいたします。
糖尿病薬を内服されている方、インスリンを使用している方は受診時に必ず申告をお願いします。内視鏡検査の前日や検査当日は内服薬やインスリンの使用方法は当院から別途指示をすることがあります。
お薬手帳をお持ちの方は、必ずご持参してください。
鎮静剤の使用を希望される方は、検査後当日は運転をお控えください。
Step2 検査の前日
①検査食を指示通りに食べてください。検査食は受診の際、説明時にお渡しいたします。
②寝る前に下剤(ラキソベロン内用液)を内服していただきます。効果が現れる時間は服用後の7~12時間後とされています。
Step3 検査の当日
- 自宅で前処置薬を内服される方は、腸管の洗浄が完了してから検査の予約時間30分前に来院して下さい。
- 院内の前処置内服専用スペースを予約された方は指定日の朝に来院して頂きます。内視鏡待合室で腸管洗浄剤を内服してください。
- 検査可能な便の状態になりましたら、検査を開始します。(状態によって検査順を変更する場合があります。)
実際の大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の流れ
- 点滴を致します。
- 更衣室で検査用パンツに着替えていただきます。
- 内視鏡室に入室し、医療用ベッドにて左向きで横になります。
- 肛門に麻酔ゼリーを塗って検査開始です。鎮静剤使用をご希望の場合は、ここで薬剤を投与します。
- 検査時間は5分から15分ほどです。
- 大腸内視鏡検査(大腸カメラ)中に切除可能な大腸ポリープがあった際は切除も可能です。
- 鎮静剤を使用した方は30分~1時間ほど休んで頂きます。
使用した薬剤により安静時間は異なります。
大腸内視鏡の検査(大腸カメラ)の後は
- 鎮静剤を使用した場合、車の運転はお控えください。
- 検査後、実際の検査画像をお見せしながら医師による検査結果説明を行います。
- 組織検査や日帰り大腸ポリープ切除を行った場合は、後日結果説明のために再度来院していただきます。